踏んばるのだ、農村!

夜から、中山間地等直接支払制度についての集落会議に出席する。
今から20年前に始まったこの制度は、おおざっぱに言うと、集落単位を基礎として農地を管理していくことに補助金を出す制度である。原則的には営農などの生産に対して補助をするのだけど、この制度は、生産に対してではなく、農地を維持することに直接補助金が出るので、直接支払制度と言い、EUではかなり広く提供されている政策である。
鴨川市でもこの取り組みを通じて、棚田オーナー制度などの先進的な取組を行ってきた。今年、令和7年度から第6期事業が始まった。1期5年なので、21年目となるわけである。わが集落でも1期目からこの制度を利用してきたが、年々農家は減るし、負担も大きいのでやめようかという話も出てくる。それはそうである。20年前に50代だった方が今70代になっているわけで、その間ほとんどメンバーが入れ替わらないのだから、やめたくなるのはある意味当然である。
全国的な課題であるため、国も知恵を絞って、いろいろあたらいい仕組みを作って何とか持続させようとしている。農村にとっていいやり方のものもあるし、乗り切れないところも正直あるのだが、それでも、中山間地域の農村にとってはぜひとも持続させたい制度である。
そんなわけで、わが集落でも、他の区民の方にも混ざってもらって、農地維持をしていこうという話になっている。事務的なことが得意な役員からの提案で、他の役員たちとも活発な議論を繰り広げた。
結論としては、「まずはこの提案でやってみよう。やりながら考えていこう。」という話になった。あれこれできない理由を考えていたら、何もできなくなってしまう。「まあ、やってみなはれ」というのがサントリーの佐治敬三さんの口癖だったと聞いたことがあるが、わが集落は意外とこんな雰囲気があって面白い。長老方も、若手の意見も聞いてくれるし、ますます面白くなってきそうである。
踏ん張るのだ、農村!私も、ここで生きてゆくのだ。





